2024年10月1日、ヴィテスコ・テクノロジーズグループ AGとシェフラーAGの合併により、ヴィテスコ・テクノロジーズグループはシェフラーグループの一員となりました。

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    • 両社は戦略的パートナーシップの締結を共同で発表
    • 「ワンボックス」と呼ばれる独自のパワーエレクトロニクスコンセプトの共同開発
    • ヴィテスコ・テクノロジーズ CEO であるアンドレアス・ヴォルフ (Andreas Wolf)は「今回の提携により、当社はパワーエレクトロニクスの分野でルノーグループの重要なパートナーとなっただけでなく、当社にとって電動化分野での成長をさらに強化するための重要なマイルストーンとなる」と述べる

    こちらは現地時間2022年7月12日にフランス・ブローニュ=ビヤンクールとドイツ・レーゲンスブルグで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。 

    © Yves Forestier

    戦略的パートナーシップの調印式にて。ヴィテスコ・テクノロジーズ CEO アンドレアス・ヴォルフ( Andreas Wolf)(右)とルノー・グループ エンジニアリング エグゼクティブバイスプレジデント Gilles Le Borgne氏(左)
    © Yves Forestier

    自動車業界の主要企業であるルノーグループと、最新ドライブ技術と電動化ソリューションの国際的なリーディングサプライヤーであるヴィテスコ・テクノロジーズは、電気自動車およびハイブリッド車向けパワートレイン用の「ワンボックス」と呼ばれるパワーエレクトロニクスを共同開発・生産する戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。   

    この契約により、両社は力を合わせ、それぞれのノウハウと経験を提供し、市場でユニークなパワーエレクトロニクスコンセプトを共同開発します。ルノーグループは電気自動車とハイブリッド車に関する専門知識を提供し、ヴィテスコ・テクノロジーズはトップクラスの技術とプロセスを提供します。   

    目標は、DC/DCコンバーター(*) 、オンボードチャージャーOBC2(**)、インバーター3(***)など、すべてのコンポーネントを一つにしたキーエレクトロニクスユニットの開発です。ルノーグループとヴィテスコ・テクノロジーズのチームは、性能とコストの面で最高レベルの競争力を確保し、最新技術を統合して「ワンボックス」の製品と組立工程を確立します。    

    この「ワンボックス」コンセプトは、ルノーの今後の車両開発において、特に車内スペースと快適性の面で、これまでにないコンパクト性(体積比で45%減)を実現するものです。様々な基本コンポーネントの構成とアセンブリーは、電気自動車およびハイブリッド車向けパワートレインの種類に合わせて構築され、開発プラットフォームチームは、主にフランス・トゥールーズに拠点を置く予定です。   

    この「ワンボックス」の開発は、2026年以降、ルノーの電気自動車および高電圧ハイブリッド車に搭載される予定で、最終的にはルノーグループがフランスの生産拠点でこの製品を組み立て、電気自動車に搭載することを目的としています。この新しいパートナーシップにより、ルノーグループは、共同開発したこのユニークなパワーエレクトロニクス「オールインワン」システムを統合することで、電動バリューチェーンに対する優位性を拡大していきます。 

    このパートナーシップの一環として、ルノーグループは同時に、ルノーのハイブリッド車向けパワーエレクトロニクスの複数年契約をヴィテスコ・テクノロジーズと締結し、さらに、ヴィテスコ・テクノロジーズは、2025年から電気自動車向けに、DC/DCコンバーターと充電器を組み合わせた「ハイボルテージボックス」をルノーグループに供給する予定です。 

    (*)DC/DCコンバーターは、バッテリーからの高電圧DC(直流)を変換して、車の低電圧DC12V(オペレーションボルテージ14V)ネットワークに供給するパワーエレクトロニクス

    (**)オンボードチャージャー(OBC)は、電気ネットワークからDC高電圧トラクションバッテリーの充電を可能にする充電ユニット

    (***)インバーターは、トラクションバッテリーの直流電圧からモーターを交流で駆動するパワーエレクトロニクスであり、モーターの回転数、トラクション、ブレーキ時のエネルギー回収を制御

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