2024年10月1日、ヴィテスコ・テクノロジーズグループ AGとシェフラーAGの合併により、ヴィテスコ・テクノロジーズグループはシェフラーグループの一員となりました。
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こちらは現地時間2022年6月9日にドイツ・レーゲンスブルグ、ノルウェー・オスロで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
最新ドライブ技術と電動化ソリューションの国際的なリーディングサプライヤーであるヴィテスコ・テクノロジーズは、6月11日から6月15日までオスロで開催される第35回国際電気自動車シンポジウム(EVS)において、車両電動化のための革新的な技術を発表します。 オスロでは、将来の電気自動車の航続距離延長に最適なドライブソリューションを初めて展示します。 レアアース(希土類)を使用しない巻線界磁型同期モーター(EESM)と呼ばれるもので、高速道路での高回転・高速走行に特化し、将来の長距離電気自動車のために設計されたものです。
指針となる効率と持続可能性
永久磁石式同期モーター(PSM)は、今日、自動車の電動化の標準となっています。その理由は、市街地走行や中距離走行でのモーターの効率が高いからです。PSMモーターのローターには、レアアース(希土類)を主成分とする永久磁石が搭載されています。その一方で、電気自動車の航続距離の伸長や長距離路線での高速運転など、電動ドライブを取り巻く環境は変化しています。このような環境では、巻線界磁型同期モーター(EESM)がその優位性を発揮し、特に高速回転では、PSMよりも効率が高くなります。
巻線界磁型同期モーター(EESM)のローターには、磁石の代わりにコイルが使われています。高速回転時の効率に加え、過去10年間で最高値となっている永久磁石の価格高騰を回避できる利点があります。また、レアアース(希土類)の採掘に起因するCO2 排出量も削減され、ライフサイクルにおける製品の持続可能性にプラスの影響を与えることができます。
そのためヴィテスコ・テクノロジーズは、EESM技術をパワーエレクトロニクスを含むアクスルドライブで利用できるようにするポートフォリオの拡充を準備しています。当社はこの技術に関して長年の現場経験を有しており、開発および産業化において優位性を持っています。
EVSシンポジウムでの2つ目のプレゼンテーションは、電動アクスルドライブのほかに下記を含む電気自動車をより効率的にするためのシステムとソリューションにフォーカスしています。
「当社のポートフォリオは、電動車両のためのグローバルで、スケーラブルなプラットフォームにフォーカスしています。これは我々が成長を見込んでいる分野で、また持続可能でCO2ニュートラルな未来のモビリティの発展の可能性ある分野なのです。」とトーマス・シュテーラ(Thomas Stierle)は述べています。
ハイレゾリューション測定技術を搭載したインバーター
もうひとつの見どころは、実走行テストが出来る車両です。ここでは高度に洗練された測定技術により、インバーターの機能をリアルタイムにモニターすることができます。このインバーターから電流の流れ、効率、損失などの選択された値が、ヴィテスコ・テクノロジーズクラウドに送信されます。とりわけこの目を惹く仕掛けには、高効率なシリコンカーバイド(SiC)搭載のインバーターの開発で培った測定技術のノウハウが活かされています。このインバーターは2023年から量産を開始する予定です。
EVSシンポジウムは、マイクロモビリティから大型車まで、公共交通機関、航空や船舶など全てをカバーする、車両の電動化に関するハイレベルなイベントとして確立しています。主催者自ら、世界最大の電動モビリティのシンポジウムだと話しています。